除毛クリームは肌にダメージを与える？手軽な自己処理の注意点

除毛クリームとは、塗布した部分の毛を溶かすことでムダ毛を処理するアイテムです。

使い方は、清潔にした肌の上に適量の除毛クリームを乗せ、約15分待機。その後、クリームを洗い流したら完了です。

除毛クリームは塗布した部位の毛を溶かす効果があるため、一度に広範囲のムダ毛処理が可能です。
しかし、除毛クリームには毛を生えてこなくさせる作用はないため、一定期間が経過すると通常通り毛は生えてきます。

除毛クリームには、毛に含まれるタンパク質を溶かす成分が配合されており、塗布した部分の「毛を溶かす」ことでムダ毛を処理する仕組みです。

皮膚の表面に生えている毛を溶かすだけなので、毛根などにダメージを与えて毛を生えなくさせる脱毛のような効果はありません。

「除毛クリームを使うと以前に比べて毛が濃くなる」という噂があるようですが、これは「誤った情報」です。
除毛クリームの使用後に生えてくる毛が、除毛クリーム使用前の毛質と大きく変わることはありません。次に生えてくる毛も濃さや太さは同じです。

「除毛クリームを使うと毛が濃くなる」という噂がある背景として、除毛クリームの使用後、一度キレイになった肌にまた毛が生えてくることから、毛が以前よりも濃くなったと感じることが原因ではないかと言われています。

除毛クリームを使用したムダ毛処理のメリット・デメリットをご紹介します。

除毛クリームは、ムダ毛を処理したい部位にサッと塗布して使用できるアイテムです。
肌に塗布して15分程待機し、洗い流すだけでムダ毛を処理することができます。
カミソリでの処理と違って、処理後に伸びてくる毛の先端が尖っていないため、チクチクしづらいのも特徴です。

除毛クリームを使用しても、カミソリや毛抜きと同様に、永続的な脱毛は叶いません。
しかし、短時間で毛をなくすことができるため、取り急ぎでムダ毛を処理したいという場合におすすめです。

除毛クリームは、自宅のお風呂場などで使用できるアイテムです。
好きなタイミングかつ短時間でムダ毛の処理ができ、脱毛サロンなどの店舗を予約したり、足を運んだりする手間がありません。

除毛クリームは毛のタンパク質を溶かして毛を処理するアイテムであるため、太い毛・細い毛に関わらずムダ毛を処理することが可能です。
太い毛だけ効果を得られなかったり、うぶ毛だけ残ってしまったりという心配が少ない自己処理方法と言えるでしょう。

脱毛サロンやクリニックなどの専門機関で施術する費用と比較すると、市販の除毛クリームはとても安価です。
塗布して洗い流すだけでムダ毛を処理できることから、コストパフォーマンスが高いと感じる方が多いです。

除毛クリームを使用しても毛根にダメージを与えられるわけではないため、毛そのものを生えなくさせることはできません。

除毛クリームの使用直後は、肌表面に見えていた毛が溶けてツルツルの状態になりますが、皮膚の下には毛が残っています。
時間が経てば毛が伸びてくるため、毛のないツルツルな状態を保つには頻繁に除毛クリームを使用する必要があります。

除毛クリームには、毛に含まれるタンパク質を溶かす成分が含まれているため、同じタンパク質でできている肌まで溶かしてしまう恐れがあります。

除毛クリームを使用することで赤みやかゆみなどの症状が出たり、肌荒れの原因となってしまう可能性があります。
除毛クリームによってお肌トラブルが起きてしまった場合は、すぐに使用を中止し、皮膚科専門医等へ相談しましょう。

除毛クリームはお肌へのダメージが大きいため、お肌が弱い方・敏感肌の方などは使用を控えた方がいいでしょう。

除毛クリームを使用する前は必ずパッチテストを行い、自分の肌に合っているのか、肌トラブルは起きなそうか確認しましょう。
パッチテストで異常が見られなくても、実際に除毛クリームを使用した際に肌トラブルが起こってしまう可能性があります。